逆境のゴルフと仕事術 - バックナンバー

逆境のゴルフと仕事術

勝負の日に風はいつもアゲインストだった……。しかし、そこからでも勝ち上がる秘訣がある!ゴルフに見出す逆境における仕事術とは!「ゴルフは仕事の一部にあらず。ゴルフが仕事をアゲるのだ!」

アゲている風に負けない!逆境のゴルフと仕事術

部下が言うことを聞かないのはなぜ?

社長(コア)はブレずに、管理職(グリップ)は力を抜く

社長(コア)はブレずに、管理職(グリップ)は力を抜く さて、ゴルフスイングの基本原理をご理解いただいたところで、このスイング原理を会社組織に置き換えてみましょう。

前出のように、スイングのパワーの源はコアです。
会社でいえば、コアは社長です。
社長は会社の理念や方針を明確に打ち出し、中長期的な戦略を立て、会社を引っ張っていかなければなりません。理念がはっきりしていなかったり、方針がコロコロ変わったりしていては、部下はどう行動してよいか分からなくなってしまいます。そうなると、社員はヒモの切れた風船のようになってしまい、会社はバラバラになってしまいます。
ゴルフスイングでも、コアがブレてしまってはスイングが不安定になり、ナイスショットは期待できません。これと同じように、社長が打ち出す方針や戦略は、けしてブレてはいけないのです。

次に、ゴルフスイングにおいて、腕そしてグリップの役割をするのが、管理職です。
管理職は、社長が立てた方針を部下に落とし込む役割を担います。
このとき大切なことは、管理職は、「管理」職とはいうものの、文字通り「管理(マネジメント)」をしてはいけないということです。管理職がすべきことは、部下を管理することではなく、部下のサポーターとして、部下が能力を存分に発揮できる環境を整えてあげることが、最大の仕事となります。

ゴルフスイングでは、腕や手は何もしないことが大切であるとお伝えしました。腕でクラブを動かそうとしたり、力を入れたりしては、クラブの動きを妨げてしまう結果となるからです。
クラブに生じる遠心力や慣性力を存分に発揮させ、クラブにボールを飛ばすという仕事を、伸び伸びさせるためにも、腕は「何もしない」のがベストなのです。

勘のいい読者の方は、もうすでに気付かれたと思いますが、このときのクラブが、最前線で仕事をする一般社員です。つまり、管理職にとっては部下です。部下が、伸び伸び仕事をできるように、管理職は余計な介入をしないことです。
そして、ゴルフスイング同様、部下の働きを常に把握し、その能力を存分に発揮できるようサポート役に徹することが大切なのです。

思考と感覚のズレを感じ取り、修正しよう

思考と感覚のズレを感じ取り、修正しよう とはいうものの、時に部下は誤った働きをしてしまいます。それを管理職はつぶさに把握し、正しい方向に軌道修正してやらなければなりません。
ゴルフスイングでも同じです。感覚を研ぎ澄まし、クラブが誤った動きをしているなと感じたら、脳は正しい指令を出してスイングを修正する必要があります。
当然のことながら、ゴルフスイングの場合、クラブが意思を持って動いているわけではないので、クラブが勝手に誤った動きをしているのではありません。誤った動きは、その殆どがゴルファーの「思考と感覚とのズレ」によるものです。思考と感覚とのズレとは、このような運動をしようという意思と、実際の動きとの相違を、感覚として捉えられていないということです。
大切なことは、この「ズレ」を感じ取り、把握することです。これは全身の感覚を研ぎ澄ますことで可能となります。特にグリップは、その役割を大きく担っています。それが会社での管理職の役割と同じというわけです。

腕や手でクラブをコントロールしようとしても、なかなか上手くいきません。それと同じように、上司が部下に、言うことを聞かせようと無理やり押さえつけても、なかなか思うようにはいきません。 管理職を始め、部下を持つすべての人は、「部下が言うことを聞かない」と嘆く前に、部下の仕事に余計な介入をしていないか、余計な圧力をかけていないか、部下がその能力を発揮し、成長できる環境を整えているか、自問自答してみてください。
そして、腕や手で打つスイングと同じことをしているなと感じたら、即、クラブ(部下)に伸び伸び仕事をさせるスイング(環境)に、シフトするように努めてください。

きっと、逆境を一気にフォローの風に変えるようなナイスショットが打てるようになるでしょう。

部下が言うことを聞かないのはなぜ?

いかがでしたか?
「思考と感覚とのズレ」は個人レベルにおいても、みなさん経験があるのではないでしょうか?
スイングの練習と同じように、繰り返し繰り返し小さな改善を積み重ねることで、そのズレを小さくしていくことが、仕事においても必要なのでしょうね。

次回は、またビジネスで使えるゴルフの知恵をお届けします。お楽しみに!

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執筆者プロフィール

小森 剛 小森 剛(こもり つよし)

1964年神奈川県生まれ。有限会社ゴルフハウス湘南代表。
藤沢川名スクールをはじめ、神奈川県内および東京都内で計7ヶ所のゴルフスクールを運営。
「健康的に楽しみながらゴルフを学ぶ」ことをコンセプトに、自身もチーフインストラクターとして、日々レッスンを行なってる。
解剖学、生体力学、姿勢学に基づく運動プログラムを取り入れ、身体づくりからサポートすることで、健康的に上達できるレッスンを実践。

<資格>
HSPV認定コンディショニング・ゴルフインストラクター(CI)
NPO法人ハルメソッド振興協会アドバンスド指導員
日本フィットネス協会公認ピラティスインストラクター
タイ古式マッサージ認定

ゴルフハウス湘南   URL:http://www.golf-house.jp/

株式会社パブラボ <コンテンツ提供>
株式会社パブラボ
http://www.publabo.co.jp/

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