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2017年7月号 手待ち時間等の記録を義務付け

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 トラックドライバーの業務の実態を把握し、長時間労働等の改善を図るため、貨物自動車運送事業輸送安全規則が一部改正され、荷主の都合により待機した場合、待機場所、到着・出発や荷積み・荷卸しの時間等を乗務記録に記載することが義務付けられ、平成29年7月1日より施行されます。そこで今回は、改正内容についてご紹介します。

改正の目的

国土交通省と厚生労働省が共同で実施した「トラック輸送状況の実態調査」(平成27年)の調査結果によると、手待ち時間がある運行は、手待ち時間がない運行に比べて、1運行の平均拘束時間が2時間近くも長くなることが明らかになりました(右図参照)。

こうした手待ち時間が、ドライバーの長時間労働の要因の一つになっていると考えられることから、トラック事業者と荷主の協力による手待ち時間の削減や荷役作業の効率化を促進するとともに、国としても手待ち時間を生じさせている荷主に対し勧告等を行うに当たっての判断材料とすることを目的として、待機場所
到着・出発や荷積み・荷卸しの時間等を乗務記録に記載することなどが義務付けられることとなりました。

改正の内容

今回改正されたのは、第8条「乗務等の記録」の第1項第6号と第9条の4「適正な取引の確保」の2つです。

1 乗務等の記録の改正内容 

車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上の事業用自動車に乗務した場合には、次の事項を記録しなければなりません。

イ 貨物の積載状況
ロ 荷主の都合により集貨又は配達を行った地点(以下 「集貨地点等」という。)で待機した場合にあっては、次に掲げる事項
(1)集貨地点等
(2)集貨地点等への到着の日時を荷主から指定された場合にあっては、当該日時
(3)集貨地点等に到着した日時
(4)集貨地点等における荷積み又は荷卸しの開始及び終了の日時
(5)集貨地点等で、貨物の荷造り、仕分その他の貨物自動車運送事業に附帯する業務(以下「附帯業務」   という。)を実施した場合にあっては、附帯業務の開始及び終了の日時
(6)集貨地点等から出発した日時

2 適正な取引の確保 

一般貨物自動車運送事業者等は、運送条件が明確でない運送の引受け、運送の直前若しくは開始以降の運送条件の変更、荷主の都合による集貨地点等における待機又は運送契約によらない附帯業務の実施に起因する運転者の過労運転又は過積載による運送その他の輸送の安全を阻害する行為を防止するため、荷主と密接に連絡し、及び協力して、適正な取引の確保に努めなければならない。

上記12のいずれも、の部分が今回の改正で追加

   された事項です



                        ※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。

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