運送RMニュース - バックナンバー

2016年8月号 平成27年の事業用トラック死亡事故の特徴

平成27年の事業用トラック死亡事故の特徴

オリジナルファイルのダウンロード(PDF)

 このほど、平成27年に発生した事業用トラックの死亡事故を分析した「平成27年の交通事故統計分析結果」(公益社団法人全日本トラック協会)が公表されました。今回はこの分析結果の中から、特に車両相互事故の主な特徴をまとめてみることにしましょう。

車両相互事故の主な特徴

  • 平成27年に事業用トラックが第一当事者となった死亡事故は、308件で前年より22件減少しました。
  • 車両区分別でみると、大型185件(60.1%)、中型106件(34.4%)、普通17件(5.5%)となっており、大型が約6割を占めています(図1)。
  • 事故類型別にみると、「人対車両」111件(36.0%)、「車両相互」159件(51.6%)、「車両単独」38件(12.3%)で、「車両相互」が半数を超えています。
  • 「車両相互」では、「追突・駐停車中」が33件(20.8%)と最も多く、次いで「出会い頭衝突」29件(18.2%)、「左折時衝突」27件(17.0%)、「追突・進行中」17件(10.7%)となっています(図2)。
  • 「車両相互」を車両区分別にみると、次のようになります。
    ・「大型」では、「左折時衝突」が24件で最も多く、次いで「追突駐・停車中」
     22件、「出会い頭衝突」14件となっています。
    ・「中型」では、「追突駐・停車中」と「出会い頭衝突」がそれぞれ11件で最も多く、
     次いで「正面衝突・その他」と「追突・進行中」がそれぞれ5件となっています。
    ・「普通」では、 「出会い頭衝突」が4件で最も多く、次いで「追突・進行中」が
     3件となっています。
  • 「車両相互」を「一般道路・120件」と「高速道路・39件」の道路区分でみると、「一般道路」では「出会い頭衝突」が29件で最も多く、次いで「左折時衝突」27件となっており、「高速道路」では「追突・駐停車中」が22件で最も多く、半数を超えています。

車両相互事故を防止するために

●一般道路では

  • 出会い頭衝突を防止するために、一時停止の標識や標示のある場所では必ず一時停止をして左右の安全確認をしましょう。
  • 「車両相互」の左折時衝突27件のうち、24件が交差点左折時における自転車との事故です。交差点を左折するときは、特に横断してくる自転車の有無を確認するとともに、横断歩道の手前で停止できるよう徐行して進行しましょう。

●高速道路では

  • 「追突」を防止するため、車間距離を十分にとるとともに、常に前方の状況に目を配って走行しましよう。
  • 長時間の連続運転などによる過労運転や漫然運転が、渋滞停止車両などの発見の遅れを招いて追突するというケースもみられますから、拘束時間や休息期間、運転時間等の改善基準を遵守した適正な運行を行いましょう。
※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。
TOPページへ戻る

おすすめコンテンツ

  • 地域AD倶楽部
  • ベルマーク運動
  • 運送ラボ
  • 建設ラボ
  • フード&アグリラボ
  • ケア・フレンズ
  • ベストケアサポーターのご紹介
  • eco now
  • インターリスク総研