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2015年8月号 過労運転の要因と防止策

過労運転の要因と防止策

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 国土交通省では、貨物自動車運送事業者の法令違反に対する行政処分を公表していますが、「累積違反点数が20点を超える事業者」の項目をみると、行政処分の対象になった主な違反行為として「過労運転防止措置義務違反」が多くみられます。そこで今回は過労運転の防止について考えてみましょう。

過労運転の要因

 過労運転は、注意力や集中力の低下などによる漫然運転や居眠り運転をもたらし、重大事故を引き起こす大きな原因となりますが、過労運転の要因としては、運転者自身に係るものと会社の運行管理に係るものが考えられます。

●運転者に係る主な要因

  • 過度な運動や睡眠不足など休息期間の過ごし方が不適切で、疲れがとれないまま次の乗務に入る。
  • 走れるところまで走ろうという傾向があり、ついつい長時間の連続運転をしがちである。
  • 体調が悪い場合でも点呼等で申告せずに乗務する。

●事業者に係る主な要因

  • 「貨物自動車運送事業の事業用自動車の運転者の勤務時間及び乗務時間に係る基準」(「勤務時間等基準告示」)に定められた運転者の拘束時間等を遵守していない。
    ※「勤務時間等基準告示」が著しく遵守されていない場合には、30日間の事業停止処分の対象
     となります。
  • 乗務開始前の点呼が形式的なものに陥っていて、運転者の健康状態のチェックがほとんど行われていない。

過労運転防止のポイント

●運転者の皆さんは

  • 日常の健康管理に留意し、十分な睡眠をとるなどして疲労を蓄積させないようにしましょう。
  • 長時間の連続運転は絶対に避け、指示された休憩場所、休憩時間を守って走行しましょう。
  • 万一走行中に疲れや眠気を感じたとき、無理に走行を続けると重大事故につながりますから、最寄りの安全な場所に停止して休憩をとりましょう。

●事業者の皆さんは

  • 「勤務時間等基準告示」に示されている拘束時間や休息期間、運転時間等を遵守した勤務時間や乗務時間を定めましょう。
  • 乗務開始前の点呼で、運転者の健康状態をしっかりチェックしましょう。
  • 運行記録計のデータや乗務記録等で運行状態を把握し、適切な運行だったかどうかをチェックしましょう。

※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。
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