運送RMニュース - バックナンバー

2012年 7月号 現場のムダはまだカイゼンできる!

現場のムダはまだカイゼンできる!

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業務の効率化にはKPIを定めてみよう

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 2012年も後半に向けての動きが始まりました。昨年は計画停電に続く、電力使用制限、そして今年は電気料金の値上げと企業にとっては再び収益を圧迫する材料の多い夏となりました。かくなる上はせめて業務に支障のなきよう、電力の安定供給を望みたいところでありますが、こちらも解決までの道のりはまだ遠いようですね。
 さらにこの様に企業の経費がかさんだり、経営が苦しくなったりすると何故かそのしわ寄せが我々物流業を直撃することにも。同じ企業として、コスト増に苦しむ身でありながら、割に合わぬつけまで払わされているような気持ちになるのも無理はありません。これまでもお客様である荷主やメーカの要求をサービスとして受け留め、苦況の中でも多様化し進化してきた物流業でありました。時に無理難題とも思えるこれらお客様の望みをクリアしていく中で、成長を遂げた業者も多くあることは事実です。

 “つぶやき”は取りあえず棚に上げ、ここは“もまれるほどに強くなる”という言葉を信じて、話を進めることにいたしましょう。

 さて現在その要求に応える形で、多くの物流企業が保管から流通加工までを請け負うセンター業務を展開しています。その際の費用は、言わずと知れた歩率契約。国交省の定める運賃体系よりも、慣習の方を優先してしまう業界の色はそう簡単に変りそうもないということでしょうか。
 それならばやはり業務をより効率化し、無駄を省く努力を続けていくしかありません。センター業務の流れをもっとスムーズに効率よく行なうため、ひとつここでご提案させていただくとすれば、KPI(業績評価の指数)を定めてみる、というやり方もあります。“現場の改善は手掛けたつもりだが、今一つ不安が残る”という経営者の皆様にお勧めです。
 作業というのはがむしゃらにやっても疲れるばかり。何かしらの標準(基準)がないと効率も落ちてしまいます。例えば“センター内では作業員一人当たり、単位時間あたりの平均ピッキング数を指標にとる”など、それぞれの部署・作業ごとにKPIを定めておくと、プラスマイナスがはっきりした数字で見えてきます。今まで漠然と行なってきた仕事も、効率が“見える化”されることにより、社員のモチベーションも上がりやすくなると考えます。
 ただしこれらの実績は必ずカイゼン会議など確認の場を設け、検証を行なわねばなりません。実績がKPIを上回っていれば当然基準も上げていく、残念ながら下回っていれば下げる、と言った具合に、リーダーもスタッフも一緒になって取り組むことにより、問題も見えてきますし、その解決にもつながります。人の手なくしてはあり得ない物流の現場、KPIの策定も結局は働く人々のメンタルケアにつながっていくのかもしれません。

 “暑さ”に、“エネルギー”に何かと戦う相手の多い夏となりそうですね。何よりもまずはお身体十分に御自愛いただきますようお願い申し上げます。

全ト協、安全性優良事業所認定申請受付開始、WEBでも書式受け取り可能に

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 全日本トラック協会(全国貨物自動車運送適正化事業実施機関)は今年も7月2日(月)~12日(金)まで安全性優良事業所認定申請を受け付けます。申請書はすでに5月から6月末まで配布されており、今回はその受付を行なうことになります。さらに平成24年度から、これらGマーク制度の安全性評価申請書(第1号様式及び第6号様式)をWeb上で作成できるシステムの運用を開始することになりました。
 システムを利用する際は、まず全日本トラック協会のホームページにアクセスし、IDを取得後に、申請書式をダウンロードします。その後、地方実施機関窓口へ申請期間中に持参する、という流れになっています。なおこの様にWeb上で申請書を作成しても、地方実施機関の受付窓口において手続を行なう必要がある、ということをお忘れなき様。

 この安全性優良事業所認定制度は、御存知のようにトラック運送事業者が交通安全対策などに事業所単位で取り組むことを評価し、一定の基準をクリアした事業所を安全性優良事業所(Gマーク)として認定するものです。この貨物自動車運送事業安全性評価事業は、利用者がより安全性の高い事業者を選びやすくなるとともに、事業者全体の安全性向上に対する意識も向上させることができます。事業者の安全性を正当に評価・認定し、公表する制度として定着、荷主や社会からの評価も高まっています。
 平成24年3月14日現在、安全性優良事業所は17,115事業所あり、これは全事業所数の20.4%に当たることに。今後も参加企業は増えていくと見込まれています。

ヤマトリース、中古トラックのマッチング事業に参入

 全ヤマトホールディングスは6月19日、トラックや流通機器のリースを行なうヤマトリース(東京都豊島区)が中古トラックのマッチング事業に本格参入する、と発表しました。

 これは全国の運送事業者向けに、中古トラック販売会社の車両在庫をWebサイト上で見える化し、希望に合う車両があれば、販売会社と商談の機会を提供するものです。3年後に年間1,500台の取り扱いを目指す、としています。利用者はサイト掲載車両1,200台の中から、「車種」「メーカー」「価格」「走行距離」などの希望に合った車両を検索可能。新車トラックの場合納期は通常2~3カ月ほどかかりますが、同サイトで中古車を購入する場合、最短3日で納入することも可能となります。

 ヤマトリースが独自基準を基に信頼できる中古車会社を選定し、その車両をサイトに掲載、ヤマトリースが独自に保有する車両は、エンジン・シャーシなどの部位、年式、走行距離を元にランク付けを行ないます。また電話による車両検索や車両内容の問い合わせ、車検、名義変更、納車、アフターサービスにも窓口を一元化して対応することにしています。現金、リース、割賦を選ぶことができ、このサービスを通じて車両を購入した場合、車両本体価格の3~7%が手数料となる仕組みです。同社では、「運送事業者だけでなく、自家用トラックの調達を考える製造業者・卸売業者などの顧客向けにも営業を行ない、3年後には年間1,500台のマッチング成約(取扱高50億円)を目指す」としています。

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