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2011年 9月号 物流の品質は“安全性”で必ず高まる
物流の品質は“安全性”で必ず高まる

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Gマーク取得は品質向上とリスク回避に効果大!

イメージ画像1  あらゆる企業において、リスク管理はとても重要です。特に物流業は食品業と同様、一歩間違えば人の命を奪ってしまう危険と直結する仕 事。この様な危険を回避するため、社内においては常に万全の管理体制を整えておく必要があります。ところがこのリスク管理、頭ではわかっていても、せわしない日々の現場では、つい二の次にされてしまいがち。しかし、この“つい後回しに・・・”が実は一番恐ろしいということは体験者にしかわからない、というのが悲しい現実かもしれません。物流業におけるリスクの一つは何と言っても交通事故でしょう。現場の主役は多く の場合、中・大型車両ですから、ただ自分でひっくり返っただけでも、大きな危険を伴います。その他センターや倉庫など屋内や社内でも、荷の大きさや量、また使用機材などによっては気を緩めれば危険な事故はいつでも起きてしまいます。“1件の事故で会社が倒産するなんてあるわけない”などということは少なくとも現代の物流業者の間では通用致しません。事故に伴う金銭的な圧迫もさることながら、行政面での追求 や処罰も時代と共に厳しくなっています。“運輸安全マネジメント法”も3年前から中小企業にまで対象が広げられました。厳しい競争の中、ただがむしゃらに仕事を求め走ってきた小規模業者の中には、営業停止や許可取り消しを余儀なくされるところも未だに後を絶ちません。なん とか“網をかいくぐって”という生き方はやはり今の時代にはふさわしくないようです。逃げるエネルギーが残っているのであればそれこそ、会社にとってのプラスとなるよう、動くべきでしょう。まず頭を切り替えてみましょう。“処罰されないためにはどうすれば?”という考え方よりも“優良事 業者のお墨付きをいただくためには何をすればよいか?”の方が実は楽なのです。お金と時間にゆとりがあるのであればISO取得という手もありますが、それよりもまず“Gマーク”取得の方に挑戦していただくことを私はお勧めします。発足当時の“Gマーク”には社会保険の完全加入 義務付けや更新手続きが複雑なことなど課題もあり、加入者数は伸び悩みがちでした。そこで適正化事業実施機関である全日本トラック協会 はH19年3月に内容を見直し、社会保険加入の義務をパート社員以外の運送従事者に限定するなど間口を広くすることで安全への取り組み を推進しようとしたのです。またGマークの有効期間を延長し、手続きも簡単にしました。さらに取得をためらっていた事業者の背中を押したのがGマーク事業者にのみ与えられた特権とも言える“ITによる点呼”の承認でしょう。他にもGマーク取得業者への適正化指導や訪問は回数を 少なくするなど、優遇措置は現在も少しずつ増えています。荷主企業や公的機関にも周知されつつあるGマークは、今や“取っていないと、ど こかおかしいのでは?”というイメージをもたれる程にまで浸透してきています。H23年3月16日時点で安全性優良事業所は15,197。全体 の18.1%にまでのぼりました。Gマークをクリアするため安全性に取り組むうちに自然とリスク管理ができてしまう、さらに取得後は、企業にとっ ての付加価値も増え、公的な優遇も受けられる、という実に“取らないとおかしい”位な認定マークです。
 今の時代を生きる物流業者にとって最大の課題は環境問題と安全性です。このフィールドでの事業継続をお考えであれば、リスク回避のた めに取るべき方法を絞り、最も効果的(できれば更に経済的)な手段をお選び下さい。

船井総研ロジ、物流子会社に関する親会社の意識調査結果を発表

イメージ画像2 船井総研ロジは30日、物流子会社に関する親会社の意識調査の結果を発表しました。それによると、重要だが内部には必要ない、とする認識が多く、昨今の物流子会社売却がさらに進むのではと考えられています。
 調査結果によると、物流子会社の必要性に関する意識(複数回答)は62.3%が「グループ内で重要な機能を担っている」と回答し、その役割が必要であるとの認識はなされていました。しかし、「グループに(とって)必要」とした回答は44.3%にとどまって います。船井総研ロジでは「重要な機能ではあるが、内部に持つ必要はない」との意識が読み取れると指摘しています。 また、「自社の物流子会社が競争力を有している」との回答は約10%と非常に少なく、物流子会社の収益源が圧倒的にグループ内からであるという認識を反映しています。独自経営がなされているという回答も約7%足らず。さらに、44.3%が「コスト低減が成されなければ物流子会社保有の動機は低くなる」と回答しており、 この結果から「物流子会社保有の是非に関する議論が、今後も現実化する」と推測、他へのアウトソーシングや売却が促進されるのでは、と予想されています。

TLロジコム、クラシエ製薬・薬品の国内物流3PL受託

イメージ画像3  SBSグループのティーエルロジコム(東京都墨田区)は8月30日、製薬メーカーのクラシエ製薬とクラシエ薬品から西日本地 区の3PL業務を受託したことを受け、大阪市此花区に大阪北港支店を開設、同月16日から稼動を開始したことを発表しました。 ティーエルロジコムでは、2002年からクラシエ製薬の東日本地区物流業務を吉川支店(埼玉県)で受託、運営してきましたが、大阪北港支店の稼働が始まったことにより、同社の国内物流業務をすべて受託することになりました。
 クラシエ製薬・薬品の主力商品である医療用医薬品、健康食品の入出庫、梱包、発送、保管など物流業務全般を取り扱い、西日本地区の病院、薬局などの医療機関からドラッグストアまで約1万か所に向けて配送するものです。 大阪北港センター支店は厳重な衛生管理、高度な品質管理、正確な物流精度が求められるメディカル製品に特化しており、 防塵・防虫設備の導入、風除室などを設置、さらに医薬品専用物流管理システムの導入、24時間警備のセキュリティ管理、同社東日本地区の医薬品物流経験を持つ管理職やスタッフなどを揃えています。
 ティーエルロジコムでは「吉川支店で長年培ってきた医薬品物流の実績とノウハウを同センターに投入することで、クラシエ製薬に満足してもらえる物流サービスを提供できるよう、全力で取り組んでいく」としています。 

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