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運送RMニュース

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 さきほど公表された平成29度版「交通政策白書」(国土交通省)によると、トラックドライバーの平均年齢は47.5歳で、3年連続して上昇しており、高齢化が進んでいることがわかりました。こうした状況下において一層重要性を増してくるのが、乗務前の点呼における健康チェックです。そこで今回は、「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」(国土交通省)に基づいて乗務前点呼における健康状態の確認手順や乗務中止の判断目安を紹介します。

「健康管理マニュアル」はトラック運送事業における健康管理の指針

「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」(平成26年4月18日改訂)は、健康に起因する事故を未然に防止することを目的に策定されたもので、冒頭の「はじめに」の中で、「貨物自動車運送事業輸送安全規則に基づく運転者の健康状態の把握、乗務判断等に関する事項の解釈及び運用の具体的方法として実施すること」と記されています。

したがって、このマニュアルはトラック運送事業における健康管理の指針となるべきものですから、事業者や管理者の皆さんは、その内容をしっかりと理解し実践していくことが求められます。

乗務前点呼時の確認手順と乗務中止の判断目安

マニュアル第4章「就業、乗務及び運行における判断と対処」の中で、乗務前点呼における健康チェックの確認手順とそれに基づく乗務中止の判断目安が、以下のように示されています。

◆点呼時の確認手順
○運転者を指定した至近距離(立ち位置を足型等で明示)において、表1の事項に該当するものがないかを
   確認する。
○点呼の際、運転者の顔色、声色等運転者自身の様子を併せて確認することにより、運転者の健康状態を確
   認する。
※健康状態が悪いと声に兆候が現れやすいため、必ず運転者に声を出させる。

<高血圧症>

・めまいはないか
・頭が重い、あるいは痛くないか
・動悸がしないか
・脈が乱れることがないか

 <心血管系疾患> 

・動悸がしないか
・脈が乱れたり、極端におそくなることがないか
・息切れはしないか
・めまいはないか
・気分はどうか
・胸痛はないか

 <糖尿病>

・のどが異常にかわくことがないか
・だるさ、疲れがひどくなっていないか
・冷や汗が出る感じがないか(低血糖のおそれあり)

        ◆点呼時における乗務中止の判断目安

        ○脳・心臓疾患に係る前兆や自覚症状のうち特に対応の急を要するもの
           以下のいずれかの事項に該当する場合、直ちに乗務中止し医師の診断等を受診させる必要がある。

・左胸、左肩から背中にかけて、痛みや圧迫感、締め付けられる感じがある。
・息切れ、呼吸がしにくい
・脈が飛ぶ、胸部の不快感、動悸、めまいなどがある
・片方の手足、顔半分の麻痺、しびれを感じる
・言語の障害が生じる
・片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が欠けるなどの知覚の
 障害が生じる
・強い頭痛がある


          ○平時での状態との比較など総合的に乗務可否を判断するもの
             以下の事項について該当する場合、症状の程度等を勘案し乗務中止を行う必要がある。

・熱はないか
・疲れを感じないか
・気分が悪くないか
・腹痛、吐き気、下痢などないか
・眠気を感じないか
・怪我などで痛みを我慢していないか
・運転上悪影響を及ぼす薬を服用していないか


          ※疾病のみならず、痛みの伴う怪我が原因で運転者が運転中に注意
           散漫になる場合についても、十分に留意する必要がある。                

                                                       ※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。


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