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2018年12月号 幼稚園の前で母親の陰から出てきた園児と送迎車が衝突

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■3年前にも同じ場所で同じことが・・・

 ある日の夕方、デイサービスの送迎車で、幼稚園の裏口付近を通過しようとする際、幼稚園前では園児を迎えに来ていた母親達が道路の脇で立ち話をしていたので、運転手はこれを避けて通過しようとしました。すると、立ち話をしている母親の間から園児が飛び出してきて、徐行している送迎車の左前に衝突する事故が起きました。駆け寄ってきた母親に運転手は「すぐに救急車を呼びます」と言って、119番通報しました。送迎車は最徐行をしていたため、幸いにも園児は転んだ時に足を擦り剝いただけですみました。デイサービスではすぐに運転手を集めて、再発防止策について対策を話し合うことになりました。すると、集まった運転手の1人が「3年前に同じ場所で同じヒヤリハットがありました。今でもヒヤリハット報告書を持っています」と発言をしました。

危険箇所マップは送迎車の安全運行の生命線

■送迎エリアの危険箇所を把握するには

 本事例の事故を起こした運転手は、幼稚園の前の道路なので子供の飛び出しの危険を予測して徐行運転をしていました。このように送迎エリアでは、事故が起こりやすい危険な場所を把握しています。公園の出入り口では、子供の飛び出しを予測して、徐行運転をするのが運転手の危険回避運転の常識です。本事例では、過去に他の運転手が同じ場所で危険な出来事に遭遇していながら、この経験を活かせずに他の運転手が事故を起こしてしまいました。では、どうすれば事故が起こりやすい危険な場所を、運転手が共有することができるのでしょうか?

■交通ヒヤリハットは地図にしなければ意味がない

 交通事故も「危うく事故になるところだった」というヒヤリハットが頻繁に起こります。生活用道路を通行する送迎車であれば尚更です。しかし、せっかく書いたヒヤリハットもその場所での事故回避運転につながらなければ、何の意味もありません。
 危険な場所と予測される危険が一目でわかるようにするには、送迎エリアの地図を作り予測される危険を書き込む「危険箇所マップ」を作り、貼り出して送迎前に確認すれば良いのです。

  監修 株式会社安全な介護 山田 滋             ※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。

 

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