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2017年 4月号 生活道路における送迎車の昼間点灯(デイライト)の効果

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■その事故防止効果に疑問の声もあるが・・・

「昼間点灯」「デイライト」とは、昼間でも自動車のヘッドライトを点けて走行することを言います。「他の自動車や歩行者などから自動車の視認性が高まる(自動車が見えやすい)ことで 交通事故の防止効果がある」として、北欧諸国やブラジルなど高緯度の国では義務化されています。日本では二輪自動車1998年4月から常時点灯が義務化(※)されていますが、自動車ではその効果を疑問視する意見もあります。しかし、北海道など冬季に昼間でも暗い日が多い地域では、自治体や運送業者がデイライト(昼間点灯)運動を展開していますし、福島県では午後4時の前照灯点灯(PM4ライトオン運動)に取り組んでいます。では、道幅の狭い生活道路を走行することが多いデイサービスの送迎車では、歩行者から自車両が見えやすいとされる昼間点灯の効果は高いのでしょうか?

※道路運送車両保管基準により1998年4月以降製造の自動二輪車はエンジンが始動された状態で前照灯が点灯する構造を義務付けられた

 

生活道路では歩行者や自転車からの視認性が確実に上がる

◆昼間でも暗い日が多い地域では確実な効果がある

 日本では5年ほど前に昼間点灯(デイライト)が注目されましたが「義務化された二輪車の前照灯が目立たなくなる」「点灯時に計器類が見えにくい」「対向車の前照灯が眩しい」などの理由から、一部の運送業者などの事故防止運動にとどまっていました。しかし、北海道では緯度が高く冬季には昼でも暗い日が多く、降雪時にはさらに視界が悪くなるため、2004年からデイ・ライト(昼間点灯)運動を展開しています。また、夕方薄暮時に自動車の視認性の低さから事故が多発することは以前から知られており、福島県の「PM4ライトオン運動」を始めとして多くの都道府県が「夕暮れ時の早期点灯活動」に取り組んでいます。

 ◆送迎車の昼間点灯の効果は高い
 
交通事故防止活動としてのデイライト運動は、一部の地域や事業所に限定されていますが、狭い生活道路を走行せざるを得ないデイサービスの送迎車では、その効果が高いことは間違いありません。狭い生活道路の交差点では徐行運転をしていても、子供や自転車の飛び出しによる事故は防ぐことが難しいですし、近づく自動車の姿が映りにくい カーブミラーもたくさんあります。このような悪条件が重なる道路環境ですから、ヘッドライトの点灯によって自動車を確認しやすくなるデイライトは送迎車の事故防止には効果が高いのです。
                                                     

◆全ての送迎車で昼間点灯を実施している社会福祉法人のケース 

 送迎車マニュアルでデイライトを徹底している練馬区社会福祉事業団の送迎車ドライバーのみなさんに、その効果についてお聞きしました。
〇人や自転車が意識してもらうためにとてもよい目印になっていると思う。
〇視界が狭いお年寄りでもライトがついていると早く認識できると思う。
〇ライトが子どもの目の高さなので近づく車に気が付いてもらえると思う。
〇「歩行者からどう見えるか」を自分が絶えず意識するようになった。
〇狭い道で対向車が待っていてくれると相手が気づいていると実感する。

あなたのデイサービスでもデイライトオンに取り組んでみませんか?

                                                       

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