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2017年 2月号 認知症利用者の対応に困ったときどんな言葉をかけますか?

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■認知症の人への対応がきっかけでトラブルに                      冊子の無料配布は終了させていただきました。

認知症の重いSさんは、「飯はまだか!」「風呂は沸いているか!」ときつい言い方をします。
1時間前に食事をしたのに「飯はまだか!」というSさんに対して、介護職員が「1時間前に食べたでしょ?忘れちゃったの?」と言ったら、「嘘をつくな。俺は食ってない。早く飯を出せ!」と激昂し、テーブルをひっくり返し暴れだしました。では、Sさんにどんな言葉をかけたら、このようなトラブルを避けられるのでしょう。右馬埜節子さんが書かれた「認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ(講談社)」には、そんな優しい言葉かけや対応のヒントがたくさん 載っています。現場の実践に基づく適切な対応や、具体的な言葉かけを憶えておくと、認知症の人が落ち着く対応ができます。

 

「飯はまだか!」というSさんにどんな言葉をかけたら良いか

◆認知症の人の訴えを否定してはいけない

 認知症介護実践者研修など、認知症の介護についての研修会を受けた方にとっては、認知症の人の訴えを否定してはいけないことくらい常識でしょう。しかし、いざ認知症の人が突然理不尽な訴えをすると 戸惑って相手に好ましくない対応をしてしまうことがあります。冷静に対処できれば、もっと穏やかに良い言葉かけができるのかもしれませんが、職員はいつでもコンディションが良い訳ではありません。こんな些細なトラブルから虐待事故や転倒事故などにつながることがあります。

 

 ◆虐待や事故の防止につながる良い言葉かけ

 認知症の人に対する虐待事故の中には、「ついカッとなって手を挙げてしまった」など、認知症の人に対する対応の悪さがきっかけでトラブルとなり、結果、理性を失って暴力を振るうというケースがあります。介護職員は悪意があるわけではなく、むしろ認知症の人の行為を「制止しなくてはいけない」いうような、純粋な義務感から追い詰められて理性を失うのでしょう。そんな時、一歩引いて相手が落ち着き、かつ、少し雰囲気が和らぐような言葉かけができたら、自分も追い詰めなくて済むのではないでしょうか?介護職員の都合で認知症の人に嘘をつくのは良くありませんが、現実と少し遊離した認知症の人の世界に合わせることは良いことなのではないでしょうか?

                                                     

 ◆虐待防止に役立つ「ちょっと落ち着く言葉かけ」 

 認知症の人が落ち着く言葉かけを、介護職員の方に少しでも知っていただき、認知症の人の対応に役立てていただくため、当社の専任コンサルタントである「株式会社安全な介護」では冊子を作成しています。冒頭に紹介しました右馬埜節子さんにお願いして、認知症の人への対応例をいくつか選んでいただき、「チョッと落ち着く言葉かけ」という小冊子になっております。
 適切な言葉かけをしていれば、認知症の人が興奮してトラブルになることも少なくなりますし、虐待事故を防ぐことにもつながります。興奮して理不尽な行動をする認知症の人にじっと耐えるよりも、興奮しないような言葉かけを覚えておくことも大切ではないでしょうか?

                                                       

※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。

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