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2013年 5月号 歩行介助中の転倒はどうやって防いだら良いか?
歩行介助中の転倒はどうやって防いだら良いか?

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すぐ側で付き添っても支えきれないケースの方が多い

歩行介助中の転倒は防げないケースが多い
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 歩行に転倒危険がある自力歩行(杖歩行など)の利用者に付き添って介助している時、利用者を転倒させてしまうと“介助ミス”とみなされることがほとんどです。しかし、自力で歩行している利用者が転倒しそうになった時、すぐ側で付き添っている介護職は本当に利用者を支え転倒を阻止することが出来るのでしょうか?
 静止の立位状態からバランスを崩す場合に比べ、歩行中は身体全体が運動しているため、転倒する速度も速く支えにくくなります。実際に、介護職員の協力を得て左片麻痺利用者の杖歩行中に転倒しそうになった時、どのように支えたら支えきれるかを実験しました。転倒の方向や転倒の仕方によって異なりますが、体重の軽い重いにかかわらず、歩行している人が突然バランスを崩した時、「人の身体を力で支えることは思ったより難しい」というのが、介護職員の一致した意見でした。

【協力:社会福祉法人練馬区社会福祉事業団 大泉特別養護老人ホーム】

歩行介助中の転倒防止の実験をしてみると・・・

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■転倒防止か骨折防止か?

 この転倒防止実験によって、どのような人のどのような転倒が防止しにくいのか、また、どのように支えれば転倒を防げるのかがある程度明らかになりました。まず、身体が密接している歩行介助中であっても、意外と転倒の防止は簡単ではないということが分かりました。特に「膝折れ」と「つまづき」は、突然でしかも瞬時に転倒するので、素早く反応して支えることは困難でした。これに比べふらつきによる転倒は、利用者の身体に触れていることによって察知がしやすく、素早く反応することができます。
 しかし、この2つのケースでも大きく身体が傾いてしまえば支えきることは難しく、転倒すれば大腿骨骨折につながります。ですから、無理して支えようとせず、介護職が腰を落として利用者の身体を受け止める方が、骨折の防止には効果的であることが分かりました。転倒しないよう支えることも大切ですが、支えられない時には骨折しないように安全に着地させる方法も工夫してみましょう。

無理に支えようとせず低い姿勢で身体を受け止めることも効果的

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