介護RMニュース - バックナンバー

2013年 1月号 「事故防止マニュアルのモデルはありませんか?」
事故防止マニュアルのモデルはありませんか?

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効果的な事故防止マニュアルの作り方とは?

事故防止手順のマニュアル化とは?

 筆者はセミナー終了時などに次のような質問を受けることがあります。
「先生、事故防止マニュアルのモデルがあったら欲しいのですが・・・」と。
しかし、筆者は「そのようなマニュアルは存在しません」と答えます。なぜなら、「事故防止の手順をマニュアル化する」ということは、“業務手順の中に効果的な安全確認の手順を組み込むこと”だからです。
 業務手順とは一連の連続した動作手順ですから、この手順と連動していないと安全確認の手順を作っても定着しないのです。各施設によって業務手順は異なりますから、安全確認方法も異なりモデルは役に立ちません。各施設独自のマニュアルを作らなくてはならないのです。
 では、各施設の個別の“業務安全マニュアルへの安全確認手順の組み込み”はどのようにしたら良いのでしょうか?

業務手順(業務マニュアル)に効果的な安全確認手順を組み込む

■業務手順への安全確認手順の組み込み

たとえば送迎車の乗車の場面では、どのような安全確認動作が必要か考え業務手順の中に組み入れます。

  • 利用者の座位が適切か確認し、シートベルトの装着を確認する。
  • 【1.ドアを閉めるときの安全確認動作:ドアに指を挟まないよう確認する】
  • 利用者が座席に付いたことを確認して、送迎車を発進させる。
  • 【2.発進時の確認動作:車両が発進することを利用者に伝え転倒しないよう注意を促す】

■効果的な安全確認手順とは?

安全確認動作が具体的であるかどうかをチェックします。例えば上記1,2であればどうでしょう?

    1.悪い例:「注意してドアを閉める」
      良い例:「“ドアをしめま~す”と大きな声で声かけをしてから、ゆっくりとドアを閉める」
    2.悪い例:「利用者の状況を確認して慎重にゆっくり発進する」
      良い例:「利用者の座位と姿勢を確認して“しっかり座りましたか?では発進しま~す”と声をかける」

●効果的な安全確認手順とは

安全確認手順に
動作と発声を伴うこと

指差呼称におけるエラー発生率の低減効果
(長時間反復作業での確認行為別エラー発生率)
●何もしない時:2.4% ●指差のみの時:0.7%
●呼称のみの時:1.0% ●指差し呼称の時:0.4%
(出典:JR総研)

◎古いタイプの事故防止手法に執着する管理者は次のように言います
「個々の職員が気を引き締めて、慎重に業務に集中すればミスは減らせる」と。

◎人の注意力や集中力に限界があることを知っている賢い管理者はこう言います
「職員の連携によって、ミスを防止する手順とミスを発見する仕組を作ればよい」と。

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