介護RMニュース - バックナンバー

2012年 10月号 インフルエンザ予防に加湿器は必要だけれど・・・
好取組事例を現場に発信する事故防止委員会

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あなたの施設には家庭用加湿器が何台ありますか?

インフルエンザ予防には加湿器は欠かせない
高齢者施設の利用者のインフルエンザ予防には、冬季の低湿度期間における加湿は欠かせません。今や介護施設での湿度管理はインフルエンザ予防の常識となり、どの施設でも11月~3月の期間はたくさんの家庭用の加湿器を稼動させています。施設内湿度50%を目標に加湿することにより、インフルエンザが予防できることは右表でも明らかです。しかし、家庭用の加湿器は小型でタンクも小さく頻繁な給水をしなければならず、介護職員がメンテナンスに振り回されているのも現状です。
そこで、ある施設では多くなり過ぎた家庭用加湿器のコストを計算し、業務用加湿器の導入を決定しました。コストの削減もさることながら、介護職員がメンテナンスの雑用から解放され、利用者のケアに集中できるようになったそうです。

相関図

相対湿度とインフルエンザウイルスの生存率の相関(1961年、G.J.Harperの論文より)

電気料金や給水などメンテナンスにかかるコストを計算すると?
《ある特養での加湿器稼動のコスト計算》
[施設の概要]
(1)特養:入所120名、短期入所15名(2)デイサービス42名(3)ケアハウス50名(4)訪問介護事業所
(5)居宅介護支援事業所 ・地上5階建て ・加湿器稼動期間5ヶ月間(11月~3月)
[家庭用加湿器]
・110台(スチーム式80台、ミスト式30台)・給水回数1台1日平均3回 ・給水と洗浄時間平均5分
(1)電気代 861,150円 (1ヶ月172,230円×5ヶ月)
 1ヶ月電気料金:スチーム式1,872円×80台+ミスト式749円×30台 合計172,230円
(電力消費量はスチーム式200W・ミスト式80W、電力料金単価13円/1kWh、24時間30日稼動として計算)
(2)人件費4,248,750円(1ヶ月849,750円×5ヶ月)
 1ヶ月の人件費:1日3回×5分×110台×30日=825時間(1ヶ月の労働時間)×1,030円 合計849,750円
(平均月収34万円・時給換算1,030円として計算)

■1シーズンの施設における家庭用加湿器稼動にかかる総経費:5,109,900円

※上記コスト計算には、加湿器の買い替え費用は含んでいません。

業務用加湿器の導入でコスト削減以外にもこんなメリットが!

  1. 業務用加湿器は自動給水ですから、介護職員は加湿器のメンテナンスの雑用から解放され利用者のケアに集中できます。
  2. タンクに給水できる深い洗面台が少なく給水場所が限られるため、重いタンクを遠くまで運ぶ重労働からも開放されます。
  3. 通常家庭用加湿器で得られる湿度は20%~30%であるのに対して、業務用では確実に40%以上の湿度を得られます。
  4. 業務用加湿器の事業者から、湿度管理シミュレーションや効率的な加湿器の配置など、専門的なアドバイスをもらえます。

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