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2012年 6月号 標準規格がない『使いにくい』施設の介護用トイレ
標準規格がない『使いにくい』施設の介護用トイレ

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これだけはクリアしたい施設の介護用トイレ3つのポイント

施設の介護用トイレは標準規格がなく使いにくいものが多い

いつも疑問に思っていることがあります。それは、介護施設の介護用トイレに標準規格がないことです。施設の介護用トイレは様々な身体機能の利用者が使いますから、全ての利用者に合わせることは難しいと思います。
しかし、「身体に障害のある利用者は使いにくいのでは?」というトイレも、散見されます。では、どのような条件をクリアしたら、使いやすくなるのでしょうか?下記の写真のトイレはどこが使いにくいのでしょうか?

■使いにくい介護用トイレの特徴
使いづらい介護用トイレ

写真のトイレを平面図にすると、左記の図のようになります。左のトイレの特徴は次の3点です。

1.縦手すりが後方にあって立ち上がりにくい
2.便座が手すりから離れていて捉まりにくい
3.操作パネルが後方にあり操作しにくい

では、どのような位置に取り付ければ使いやすくなるのでしょうか?

■使いやすい介護用トイレの3つのポイント
使いやすい介護用トイレ
1.縦手すりを便座の先端から前方25センチ~40センチ離す
便座からの立ち上がり動作が自力または半介助の利用者は、縦手すりの位置が後方にあると、立ち上がりにくくなります。
人は前方に重心を移して前かがみ姿勢を取ってから立ち上がります。縦手すりが後方にあると、前かがみ姿勢を取った時、縦手すりが真横にきてしまうので、捉まりにくくなるのです。
また、できれば、縦手すりを後方にもう1本付けると、衣服を下ろす時に捉まれるので便利です。
2.便座の中心線と横手すりの距離は、25センチ程度
横手すりの位置が便座の中心線から30センチ以上距離があると、捉まる時に距離が遠くなって不安定になります。バランスを崩すと便座の左隙間に転落し、ケガをするので要注意です。
3.洗浄ボタンなどの操作パネルは座った人の肩の位置より前に設置する
高齢者や身体に障害のある利用者は、上半身をよじる(反転させる)動作が苦手で、後方のパネルのボタンを押すことが難しいので、パネルは肩位置より前方に設置しましょう。非常用呼び出しボタンなどが、足元などに付いていると転落の原因になります。
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