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2011年 6月号 地震、揺れ始めたその時どのように対処しましたか?
地震、揺れ始めたその時どのように対処しましたか? あるデイサービスの検証より 3月11日地震発生時、利用者の身を守る対処が充分にできなかった、なぜ? 3月11日に起きた東日本大震災では関東地方以北では極めて大きな揺れが起こりました。東京都内のあるデイサービスでも、かなり大きな地震だと職員が気付きました。しかし…、
地震、揺れ始めたその時どのように対処しましたか?

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◆3月11日地震発生時、利用者の身を守る対処が充分にできなかった、なぜ?
身体に障害を持つ人にとって、地震発生時に身を守る対処とは?

3月11日に起きた東日本大震災では、関東地方以北では極めて大きな揺れが起こりました。東京都内の、あるデイサービスでも、かなり大きな地震だと職員が気付きました。しかし、デイルームで利用者と過ごしていた職員は「落ち着いて下さい」と声掛けをしただけでした。
小学生や幼児であれば、先生の指示で机の下にもぐりこんで、落下物や建物倒壊から身を守る行動をとります。しかし、身体に障害があり車椅子を使用しているような高齢のデイサービス利用者に、テーブルの下にもぐりこませることは、それ自体に危険があり現実的には不可能です。
身体が自由に動かない利用者の身体を落下物から全て防ぐことは無理かもしれませんが、落下物から頭部を保護する対処はできるはずですし、最低限その程度の対処はしなくてはなりません。
ではどのようにしたら、揺れたその瞬間に利用者の頭部を落下物から保護する対処ができるのでしょうか?
都内のTデイサービス(H所長)の取組をご紹介します。

◆テーブルの下に入らなくても落下物から頭部を守る方法もあります!
Tデイサービスの取組

都内のTデイサービスでは、3月11日の地震発生時の職員の対処行動を検証し、自分たちが利用者を守る対処ができなかったことを重視して、震災発生時の対処を改めてマニュアル化する取組を始めました。まず、揺れた瞬間に利用者を保護する方法を検討しました。
前述のように、「頭部だけは落下物から保護する」という対処をしなければなりません。「防災頭巾を取りに行く」「ヘルメットを取ってくる」色々な意見がでましたが、取りに行っている暇はありません。
「椅子に敷いている座布団を頭の上に乗せて、テーブルに上半身を伏せる」という案が浮かびましたが、やってみると椅子に敷いている座布団はすぐに取れません。
そこで、職員は知恵を絞って「椅子の背もたれに座布団をゴムで留めて、これで頭部を保護することを考えました。実際にゴム付の座布団を作って椅子の背にかけて、訓練をしてみました。この座布団はその後避難する時には防災頭巾としても使えるので一石二鳥です。

《参考》Tデイサービスの取組

Tデイサービスの訓練の様子
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