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2015年 9月号 「キッズデザイン賞 優秀賞発表」
キッズデザイン賞 優秀賞発表

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 8月3日、キッズデザイン協議会主催の「第9回キッズデザイン賞」において、全受賞作品308点の中から上位賞が発表されました。住宅業界からも複数の作品がキッズデザイン賞を受賞しました。今回は、キッズデザイン賞を受賞した住宅会社各社の取り組みを紹介します。

1. 第9回キッズデザイン賞受賞の308作品の中から上位賞発表

 キッズデザイン賞とは、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」、「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の3つのデザインミッションから構成された顕彰制度です。社会的、文化的な見地から公正な評価を与え、子ども環境の高度化を図ることを目的としています。乳幼児用品や玩具などの子ども向けの製品・サービスに限らず、大人向けでありながら子ども目線を持った良質な商品や施設、プログラム、調査研究活動なども対象としており、受賞作品には「キッズデザインマーク」を使用することができます。
 2007年に第1回のキッズデザイン賞が開催され、今年で9年目を迎えました。第9回目となる今年は、過去最多の474件の応募があり、賞自体の認知度も高まっています。特に今年は、住宅を含む建築・空間デザイン分野とコミュニケーションデザイン分野の作品が増えたということです。

2. 積水ハウスはサテライト方式の保育園で少子化対策担当大臣賞を受賞


江東湾岸サテライトスマートナーサリースクール本園 テニスの森キャンパス

 キッズデザイン賞受賞作品308点の中から上位賞となる少子化対策担当大臣賞を受賞したのが積水ハウスの「江東湾岸サテライトスマートナーサリースクール本園 テニスの森キャンパス」です。同施設は、東京都江東区の湾岸エリアに開園した保育園で、世帯数が著しく増加している豊洲地区の分園にて乳幼児を受け入れ、分園からバスで約10分の距離にある本園テニスの森キャンパスにて保育するサテライト方式を採用した保育園です。
 分園は住宅地にあり、大型ショッピングモールに隣接する送迎に便利な立地となっています。親は子どもを遠くの保育園まで送迎する負担が減り、子どもたちは、バスに乗って湾岸エリアにある本園へと移動し、運河に臨む園庭など自然を感じられる環境で伸び伸びと成長することが出来るようになっています。
 さらにLEDの採用や太陽光発電・風力発電の実施、それらのエネルギーの見える化を図っている他、雨水を非常用水として貯蓄するなど、子どもの環境教育・防災教育にも役立てています。
 また同施設では、湾岸エリアに位置する立地を活かして、災害時には船舶からの給電等が可能となる設備を導入しており、子どもたちの安全を守るだけでなく、地域の防災拠点としても重要な役割を果たすことが出来る点も高く評価されました。

3. 住宅各社は子どもの安全に配慮したプロジェクトで複数受賞

 積水ハウスの他には、上位賞ではないものの複数のハウスメーカー、ビルダーがキッズデザイン賞を受賞しました。
 ミサワホームは、平常時から災害後までの暮らしの安全・安心を考えた住宅「ジニアス蔵のある家 防災・減災デザイン」を含む全7作品でキッズデザイン賞を受賞しました。「ジニアス蔵のある家 防災・減災デザイン」は、「生活持続計画」という考え方の基に、日常の「備え」、災害時の「守り」、災害後の「支え」の3ステップに対応した技術やアイテムを多数提案しています。
 トヨタホームは、育児用品メーカーのアップリカが独自研究する赤ちゃん医学のノウハウを取り入れた住まい「スマイリズム」と、通路をふさいで乳幼児の進入を防ぐゲートとして機能する、スライド式の収納家具「スライドゲート収納」の2つが受賞しました。
 パナホームは、きれいな空気にこだわる「エコナビ搭載換気システムHEPAプラス」と、本社のビオトープ「つながりの広場」、ショウルーム「住まいと暮らしの情報館・千里」における総合体験学習の2つが受賞しています。
 ビルダーでは、埼玉県本庄市に本社を置くケイアイスター不動産が子どもの安全に配慮し開発した5つのアイテム「キッズ5」でキッズデザイン賞を受賞しました。「キッズ5」は、子どもが自分で電気をつけられ、大人でも扱いやすいように高さに配慮したスイッチ、感電防止措置を施したコンセント、ケガをしにくく、優しい印象を与えるため角を丸くした室内壁、蹴り上げ高さを約19センチと低く抑え、すべり止めや足元灯を備え視認性を高めた階段といった工夫を取り入れたアイテムとなっています。
 今回紹介した受賞作品は、どれも子どもが安全で健やかに成長出来るような工夫が施されています。また、大人にとっても子育てしやすい工夫と言えます。人口減少が進む中、住宅会社には、キッズデザイン賞を受賞出来るような住宅の普及が求められています。

※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。
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