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2015年 4月号 第3順位までの相続放棄
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第3順位までの相続放棄

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<事例>

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Aさんのお父様が亡くなりました。
過去に事業を営んでおり、その時に借りた金融機関からの借入が多く、亡くなる時点までに借入金の残高が1,500万円ほど。その他の財産は、ほとんど無いような状態でした。
相続人はお母様とAさん、Aさんの弟のBさんの合計3人です。
無料相談のヒアリングの中で、今回の相続人であるその3人は、既に相続放棄の手続きを行っていました。
安心するAさん達に「相続放棄をすると、両親や兄弟姉妹まで借金がいくことがありますよ」と説明をさせていただきました。

<解説>

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第一順位の方が相続放棄をすると、相続権は第二・第三順位へと移っていきます。
Aさんのお父様のご両親は既に亡くなっていましたが、兄弟姉妹が5人もいました。
そこでAさんに急いでお父様の兄弟姉妹に連絡をとっていただき、無事に相続放棄の手続きをとっていただきました。
もしこの事を知らなかったら、お父様の兄弟姉妹に迷惑をかけていたかもしれません。
相続放棄をする時は、慎重に進めていかなければいけません。

ポイント

 相続放棄の注意点

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●相続を知った時から3ヵ月以内に手続きを

 相続放棄は被相続人が亡くなった時から3ヵ月以内ではなく、自己の為に相続の開始があったことを知った時から3ヵ月以内です。今回の事例の場合、被相続人の兄弟姉妹は相続人である奥様とお子様が相続を放棄したという事を知った時から3ヵ月以内に家庭裁判所へ申述しなければなりません。

●相続人の順位

 相続人には順位があります。
 亡くなった方の配偶者は常に相続人となります。
 今回の事例の場合は、配偶者と子供2人とも放棄をしました。
 よって、第二順位に移るのですが、父母ともに既にお亡くなりになっている為、第三順位の兄弟姉妹へと順位が移るという事になるのです。
 そのため、配偶者と子供2人とも相続放棄をした事を被相続人の兄弟姉妹に伝えず放っておくと、第三順位の兄弟姉妹へ債権者から連絡が行ってしまい、その時に初めて自分が相続人の地位にあった事に気づく事態となります。

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●相続放棄は相続放棄の手続きが必要です

 相続放棄は家庭裁判所に相続放棄の申述をしなければ、相続放棄にはなりません。
 例えば今回の事例のような家族関係で、被相続人の妻が『私は何もいらないわ』と他の相続人に言っただけでは、相続放棄とはなりません。つまり、債権者に『私は何もいらないと言って放棄した』と言っても、それは通用しないのです。

事例発行元:相続手続支援センター事例研究会
※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。

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