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2015年 2月号 現在戸籍が2カ所に!?
現在戸籍が2カ所に!?

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<事例>

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Gさんは、ご主人(Hさん)を亡くされ、相談に来られました。
Hさん死亡の記載のある戸籍(甲市)を確認したところ、離婚した前妻との間の子ども2人が、その戸籍に載っていることがわかりました。
相続の手続きで、不動産の名義変更登記を行うとなった時、問題が発生しました。
子ども2人の戸籍が、前妻の本籍地(乙市)にも存在していたのです。

<解説>

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確認をしたところ、離婚の際に子どもの戸籍の異動を届け出た甲市(GさんとHさんの住所地)から、乙市へきちんと通知が出来ていなかったということでした。
甲市と乙市のやり取りがうまくできていなかったため、戸籍が2カ所に存在するという事態となっていました。
両市役所に事情を説明したところ、「甲市の戸籍を訂正します。時間は2~3週間かかります」と連絡がありました。
市役所の連絡ミスから手続きをする相続人が、複数の市役所に出向く必要があり、通常よりも時間がかかりました。

ポイント

 普段、自分の戸籍を目にする機会はほとんどありませんが、戸籍を目にする際は、内容を十分に確認し、間違いがないか確認することが必要です。
 また、相続が発生すると(1)亡くなった方の生まれてから亡くなるまでの連続した戸籍
(2)相続人全員の現在の戸籍、が必要となります。
 戸籍には、いろいろな種類のものがありますので、簡単に説明いたします。

●戸籍謄本と戸籍抄本子

 戸籍謄本(戸籍の全部事項証明書)はその戸籍に入っている人全員の記載があるものを写した書面で、戸籍抄本(戸籍の個人事項証明書)はその戸籍の中の抜粋(必要な人の記載のみ)したものを写した書面となります。
 誰の、どの分が必要なのか、良く分からない場合や、亡くなった方の生まれてから亡くなるまでの連続した戸籍を取得する場合は、相続人の確定の為、戸籍謄本を収集された方が良いでしょう。

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●現在戸籍

 現在、在籍している人がいて、使用されている戸籍のことを言います。

●除籍謄本

 戸籍を編製していた構成員が全員いなくなってしまった戸籍のことを言います。
 例えば、一家で他の市区町村に引っ越しをした為、本籍地も引越しした先の市区町村に移した場合には引越しした先の市区町村に新たに戸籍が作られますので、今までの市区町村にある戸籍からは除籍となります。よって、今までの市区町村で収集できる戸籍は現在戸籍ではなく、除籍謄本という事になります。

●改製原戸籍

 戸籍は、戸籍法が改正されると、そのたびに戸籍の編製方法は改められ、新しい戸籍に作り直されます。
 この新しい戸籍の前のものが改製原戸籍となります。
 現在の戸籍はコンピュータ化されているものがほとんどですが、昔の戸籍(改製原戸籍)は古くなればなるほど、手書きのもので、簡単に偽造されないよう独特の文字で書かれているものが多く、かなり読みにくいものもあります。

 以上のように、戸籍には様々ありますが、古い戸籍は保存期間が定められているため、期限を経過すれば市区町村役場が廃棄処分します。その場合は『廃棄証明』を取得することができます。

事例発行元:相続手続支援センター事例研究会
※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。

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