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2014年 9月号 土地の名義によって…
土地の名義によって…

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<事例>

Aさんはお父様を亡くされました。
同居していた自宅の土地が、祖父の名義のままで放置されていたため、どうしたらいいのでしょうか…という事です。
この土地は昨年度、市道の拡張区域に該当し、市役所からは名義変更手続きをとらないと収納代金の支払いが困難との通知が来ていました。祖父のときの相続手続きがまだ終わっていなかったのです。
伯父・叔母に連絡を取ったのですが、伯父は他界しており、従兄とは付き合いもなく、音信も途絶えているので現住所は不明とのこと。

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<解説>

戸籍をたどって連絡が取れたのは2年半後でした。
その間、道路の拡張の手続きは進まず、近隣に申し訳なかったと恐縮してみえました。
固定資産税は祖父名義で納付されていれば、居住に関してあまり問題が発生することはありません。
市役所も税金を払ってくれている限りは何も連絡してきません。
しかし、売却や収納などのときに、不動産名義が変更されていないと大変困難になります。

ポイント

相続発生時には、不動産の名義変更手続きを取ることが大切ですし、誰の名義にするかも大切です。

●故人名義のままの土地

 不動産は、先代・先々代の所有者のまま、登記がされていないこともよくあります。山や別荘地など、身内や他人と共有の名義にしている不動産は、先祖代々ほったらかしになっている土地の代表例です。
 よく、不動産の相続登記はやらなければならないかと質問されますが、手続きをやらないメリットはありません。
 土地などの不動産はなくなることがないので、いつか誰かがしなければなりません。
 末代になればなるほど、相続人の数は増えますし、書類の保存期間や有効期限が切れて、手続きが煩雑になるだけです。
 最悪のケースとしては、相続人の誰かが借金をした場合、登記されていない実家があれば、債権者により代位登記がされて、その持分で代物弁済されてしまうこともあります。

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●兄弟で共有になっている土地

 相続のときに、不動産は共有にしないことをおすすめします。
 不動産の名義が、親と子の共有であればまだ良いのですが、兄弟姉妹で共有になっていることがよくあります。仲の良い兄弟姉妹が所有者の間は良いのですが、その中の誰かが亡くなって甥姪が所有者となった場合は、意思の統一ができなくなります。
 そうなると、不動産を売ることも貸すことも、自由にできなくなる恐れがあります。
 街中で見られる一等地が空地のままになっているのは、このことが原因のひとつになっています。
 もし、兄弟姉妹で共有になっている場合は、複数の不動産があれば共有持ち分の交換、不動産が一つしかなければ、分筆などの手続きをしておくべきです。

事例発行元:相続手続支援センター事例研究会
※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。

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