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<事例>

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X様が亡くなられたとのことで、奥様のA様と息子さんのB様がご相談にいらっしゃいました。X様は再婚で、前妻との間にも子供がいるとのことですが、どこに住んでいるか分からず、相続手続にその人から印鑑をもらう必要があるのか等教えてほしい、ということでした。
もし、前妻との間に子供がいれば、その人もX様の相続人ということになります。相続手続には、相続人全員の協力が必要となる旨を説明し、戸籍と附票を取寄せ、相続人の確定を行いました。結果、前妻との間には子C様が1人、北海道にいることが分かりました。

<結果>

次に、どのように連絡をとるべきか検討しました。C様とは全く面識のないA様とB様は前妻とその子供に対して悪いイメージしか抱けないご様子で、出来れば自分たちは直接連絡を取りたくないとおっしゃいます。
しかし、遺産分割協議は、相続人間で話し合っていただく必要があり、まずは附票の住所にB様からお手紙を出していただくことになりました。
後日、C様よりB様に返事あり、遺産分割協議を重ねた結果、自宅の不動産などの遺産をA様とB様が取得することにC様は同意されたため、遺産分割協議書を作成。
B様は、自分の兄弟に会っておきたいということで、北海道に会いに出向き、遺産分割協議書へC様の署名・捺印と印鑑証明書を受け取りにいくこととなりました。
北海道から帰ってきたB様は、大変すっきりした表情で当センターにいらっしゃいました。C様は、父は自分が幼少時に亡くなったと聞かされていたらしく、生きていたことに驚き、わざわざ海を超えてB様が北海道まで来てくれたことに恐縮し、道内の観光案内や、帰り際にお土産と往復の旅費まで渡してくれたそうです。
B様は、「父にそっくりだったCさんの横顔が忘れられない、本当に会いに行ってよかった!」と何度も話してくださいました。
北海道に行く前、B様は「現在の遺産は離婚後に形成した財産。本当はびた一文も渡したくない」と話されていましたが直接会ったことが功を奏したようでした。
会ったことのない相続人の間で協議をしなければならないケースは多いですが、相手の状況が全く分からない場合、どのような手段で連絡を取り合うのがよいか、大変難しいところです。実際にお会いいただくのが一番の近道かもしれません。

ポイント

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●遺産分割の法定相続分

被相続人の子は第一順位として相続人となります。子には実子、養子、嫡出子、非嫡出子とありますが、いずれも子として相続人であり、法定相続分も同じです。前妻の子は後妻の子と法定相続分に差異はありません。相続財産が離婚後に形成されたものであったとしても、前妻の子の同意なくては、遺産分割をすることはできません。このように、遺産分割には相続人全員の合意が必要となりますが、合意さえあれば法定相続分にとらわれず、相続分を自由に決めることができます。全員が合意すれば、一人の相続人に全財産を取得し、残りの相続人は何も取得しないということも可能となります。

 ●疎遠な相続人がいる場合

行き来のない相続人がいる場合、戸籍の附票を取ることで住所は確認できますので、まずはその住所宛に手紙を出して連絡をとります。電話番号やメールアドレスは分からない為、返信が来るまで何度も手紙を出してみたり、実際に訪問してみたりと根気強く対応していくことが必要となる場合も生じます。手紙を出しても宛先不明で戻ってくる場合等でも、所在不明として、家庭裁判所に不在者財産管理人の選任を申し立てて、相続手続を進めることは可能です。

                      

事例発行元:相続手続支援センター事例研究会
※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。


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