海外ニュース - バックナンバー

2014年 10月号 メキシコにおける治安情勢とリスク対策
メキシコにおける治安情勢とリスク対策

オリジナルファイルのダウンロード(PDF)

 近年、日系企業の中南米地域への進出が増えていますが、中でもメキシコは、米国への近さ、低廉な人件費等の理由から脚光を浴びています。一方で、同国における邦人の事件・事故も近年増加傾向にあり、本号では、同国の治安情勢と、主なリスクについて紹介します。

メキシコにおける犯罪発生件数

 外務相のまとめによると、メキシコの2013年の総犯罪被害届出件数は約165万件であり、日本の約132万件をやや上回る数値となっています。しかしながら、メキシコでは犯罪被害の届出率が低い(国立統計地理情報院の調査によると被害全体の92%が被害届未提出又は未捜査と推定される)ことを勘案すれば、実質的には日本の10倍を超える件数であろうと考えられます。邦人の被害件数は2009年以降年々増加しており、特に2013年はここ数年で最も多い被害件数となりました。

イメージ01
↑クリックして画像を拡大↑

主要な犯罪リスク別の特徴

 ここでは、最も被害件数が多い「窃盗・強盗」と、生命・身体への被害に直結する「誘拐」についてご紹介します。

(1)窃盗・強盗
 邦人の被害件数が最も多い犯罪で、繁華街や地下鉄・路面バス等での集団スリ、置き引きや車上荒らし、タクシーや長距離バス乗車時に襲撃に遭うケースなどが発生しています。また、メキシコでは違法銃器が大量に流通しており、多くの強盗などに使用されることもあるため注意が必要です。
<邦人の被害事例>
 □夜間に繁華街でタクシー運転手に「安くする」と声を掛けられ、乗車して寝込んでしまった
  ところ、目的地と別の場所で降ろされ、現金、時計、クレジットカードが盗取されていた。
 □レストランの駐車場に車をとめていたところ、トランクをこじ開けられ、書類とパソコンを
  盗取された。
 □メキシコ市を運転中、サイレンを鳴らすパトカーに停車させられ、州警察官を名乗る2人組みに
  拳銃を突きつけられ、現金・キャッシュカードを強奪された。

(2)誘拐
 メキシコでは、頻発する誘拐事件が大きな社会問題となっています。2012年の認知された誘拐事件は1267件に上り、過去には邦人が被害に遭ったケースも発生しています。
<邦人の被害事例>
 □深夜に車で帰宅中、車に乗ったメキシコ人男性2名に襲われた。その後、被害者の妻に身代金
  要求があり、現金が渡された後に解放された。
 □自宅ガレージで駐車する際、侵入してきた犯人グループに車ごと連れ去られた。被害者は車が
  赤信号で速度を落とした隙に逃げ出したが、車は強奪された。

主要な犯罪リスクへの主な予防対策

*窃盗・強盗対策

>単独行動や夜間の移動は避ける。また、華美な格好で外出しない。
>車を駐車する際は、短時間であっても社内に荷物を放置しない。
>タクシー利用時には予約制のタクシーやホテル専属のタクシーを利用する。
>事務所は侵入者用の警報装置や警備員の配備、執務スペースの施錠等のセキュリティを
 確保する。

*誘拐対策

>誘拐犯の標的とならないよう、「目立たない」「用心を怠らない」「行動を予知されない」
 を日ごろから意識する。
>不審者からの接触など、誘拐の予兆を感知したらすぐに日本国大使館(場合によっては
 警察)に通報する。

参考サイト ⇒ 外務省 海外安全ホームページ:危険・スポット・広域情報

あいおいニッセイ同和損保では、海外事業における危機管理体制の整備や、海外駐在員の安全確保を支援するためのコンサルティングメニュー『海外RSマスター』をご提供中です。
本サービスに関するお問合せは、あいおいニッセイ同和損保の社員・代理店までお願いします。

Globalsign SSL Site Seal 当サイトでは、実在性の証明とプライバシー保護のため、グローバルサイン社のSSLサーバ証明書を使用し、SSL暗号化通信を実現しています。スマートシールのクリックにより、サーバ証明書の検証結果をご確認ください。
TOPページへ戻る

おすすめコンテンツ

  • 地域AD倶楽部
  • ベルマーク運動
  • 運送ラボ
  • 建設ラボ
  • フード&アグリラボ
  • 保育・こどもねっと
  • ケア・フレンズ
  • ベストケアサポーターのご紹介
  • eco now
  • インターリスク総研