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メンタルヘルスニュース

14-08 ストレスチェックを意義ある取り組みにするための留意点 ~チェック項目~

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 今回は、ストレスチェックを意義のある取り組みにする際のひとつの重要な観点として、「チェック項目」について取り上げます。ストレスチェック制度の目的はメンタルヘルス不調の未然防止であり、「チェック項目」もこの目的に沿って選定される予定です。実際に、厚生労働省はモデル項目として「ストレス反応」以外にも「仕事のストレス要因」と「周囲の支援」を盛り込む方向で検討していますが、なぜこれらが含まれるのかを確認してみましょう。
 下図は職場のストレスと疾病の発生の関係を示すものです。職場の様々なストレス要因が個人的要因や緩衝要因などの影響を受けながら、労働者に急性のストレス反応を引き起こし、それが長期化すると疾病の罹患につながることを表しています。このことは、職場のストレス要因を解消したり、緩衝要因を上手く機能させることにより、ストレス反応を減弱させ、さらには疾病の予防につなげることができることを意味しています。
 法改正内容の着目すべき部分は、モデル項目として検討されている仕事のストレス要因(仕事の量的負担、仕事のコントロール)、周囲の支援(上司・同僚)が、この図の中の職場のストレス要因や緩衝要因に含まれていることです。つまり、急性のストレス反応や疾病の罹患を予防するために、これらの要因の状況をストレス反応と一緒に調べ、メンタルヘルス不調の原因解明や未然防止のために役立てようという意図があることを理解してください。

<企業におけるメンタルヘルス対策の進め方のポイント>
 一方で、ストレスチェック制度の目的であるメンタルヘルス不調の未然防止をしっかり取り組むためには、法改正で定められた項目以上に多くのストレス要因を客観的に把握し、その上で改善策を検討していくことが大切です。現在、厚生労働省で検討されているモデル項目のうち職場環境に関するものは、仕事のコントロール、仕事の量的負荷、社会的支援(上司、同僚)だけです。つまり、職場のストレス要因には様々なものが存在するものの、モデル項目ではその一部を調べるにすぎず、最低限のラインを示す項目です。どのような項目を設定すれば意義ある取り組みになるのか、一度社内で検討してみてはいかがでしょうか。

発行:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
編集:アイエムエフ株式会社
東京都渋谷区代々木三丁目24-4 あいおいニッセイ同和損保新宿別館ビル7F

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