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14-04 精神障害の労災請求件数が1,409件(前年度比152件増)と過去最多

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 平成25年度の精神障害による労災認定件数は436件(前年度比39件の減少)と4年ぶりに減少しましたが、労災申請数は1,409件(前年度比152件増加)と、5年連続で1,000件を超え、過去最多となりました。

<平成25年度 精神障害等事案の労災請求、認定に関する主な状況>

(1)認定件数は 436件(前年度比39件の減)と減少したが、請求件数は1,409件で、前年度
   比152件の増で過去最多
(2)請求件数上位は、「製造業」249件、「医療,福祉」219件、「卸売業,小売業」199件
   認定件数上位は、「製造業」78件、「卸売業,小売業」65件、「医療,福祉」54件
   中分類で見ると「社会保険・社会福祉・介護事業」が請求119件、認定件数32件と最多。
(3)年齢別で見ると請求件数の上位は、「30~39歳」428件、「40~49歳」421件、
   「20~29歳」277件。
   認定件数の上位は、「30~39歳」161件、「40~49歳」106件、「20~29歳」75件。
(4)出来事別認定件数の上位は、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事が
   あった」「(ひどい)嫌がらせ・いじめ、又は暴行を受けた」がそれぞれ55件、「悲惨な
   事故や災害の体験、目撃をした」が49件

<企業におけるメンタルヘルス対策の進め方のポイント>

 労災請求件数が増えた理由は、「パワハラやセクハラによる精神障害が労災になり得ることが広く認知されるようになったからではないか」と言われています。
 平成23年の『心理的負荷による精神障害の認定基準』で業務に関わる出来事の心理的負荷評価表が定められ、長時間労働や配置転換などの人事上の問題だけでなく、ひどい嫌がらせなど人間関係の問題も含まれるようになったことが一般に浸透し申請が増えたと考えられます。
 申請件数に対する認定件数の割合は3割ほどですが、認定基準に照らし自分のケースが労災認定に値するのかが分かりやすくなりました。しかし、民事上の個別労働紛争相談の件数(いじめ嫌がらせ:5万9千件)を見れば、実際の労災申請は氷山の一角に過ぎず、火種が多いことが推測されます。
 実際に労災申請するか否かは、ケースにより様々考えられますが、日頃の適切な人事管理(健康配慮)や職場環境整備、特に人間関係の問題を見て見ぬふりしないこと、会社として努力し労使の信頼関係を築くことが、トラブル発生回避の鍵になると思われます。労災発生の回避は、快適な職場環境づくりを進めることから始まります。

発行:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
編集:アイエムエフ株式会社
東京都渋谷区代々木三丁目24-4 あいおいニッセイ同和損保新宿別館ビル7F

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