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11-11 パワーハラスメント」の定義づけ等に関する公表の背景

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厚生労働省は、職場の「いじめ・嫌がらせ」、「パワーハラスメント」が、近年、社会問題として顕在化してきていることを踏まえ、昨年7月から(1)この問題の現状と取組の必要性、(2)どのような行為を予防・解決すべきか、(3)この問題への取組の在り方等について議論し、この度「職場のパワーハラスメント」の予防・解決に向けた労使や関係者の取組を支援するために、その概念や取組例を公表しました。今後、本年3月を目途に、この問題の予防・解決に向けた提言を取りまとめる予定となっています。
従業員のメンタルヘルスにも大きな影響を与えるパワーハラスメントについてこの時期に公表に至った背景を理解しましょう。

【参考リンク】 職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告

パワーハラスメントの定義

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性※を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。

※上司から部下に行われるものだけでなく、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して様々な優位性を背景に行われるものも含まれる。

パワーハラスメントの行為
パワーハラスメント
  • (1)暴行・傷害 (身体的な攻撃)
  • (2)脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言 (精神的な攻撃)
  • (3)隔離・仲間外し・無視 (人間関係からの切り離し)
  • (4)業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害 (過大な要求)
  • (5)業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと(過小な要求)
  • (6)私的なことに過度に立ち入ること (個の侵害)

※これらは職場のパワーハラスメントに当たりうる行為のすべてを網羅するものではなく、これ以外の行為は問題ないということではないことに留意する必要がある。

出典:厚生労働省「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告」
(平成24年1月30日公表)

今回の「職場のパワーハラスメント」の概念や取組例の公表は、民事上の個別労働紛争相談(年間約25万件)の内、職場のいじめ・嫌がらせに関する相談が16%(年間約4万件)に増加し、解雇に関する相談に続き第2位となっていることから、この問題の予防・解決に向けて(1)なぜ職場のいじめ・嫌がらせ問題に取り組むべきか、(2)職場からなくすべき行為は何かという2つのポイントを明確に整理したものです。
とりわけ職場で行われる「いじめ・嫌がらせ」、「パワーハラスメント」については、業務上の指導との線引きが難しい等の課題があり、労使の取組を難しいものとしています。そのため、労使が予防・解決に取り組むべき行為を上記のとおり整理し、そのような行為を「職場のパワーハラスメント」と呼ぶことを提案しています。
従業員のメンタルヘルスに大きな影響を及ぼすパワーハラスメントの問題は、企業のメンタルヘルス対策の重要な項目であり、予防・解決に向けた経営トップの推進力が必要不可欠です。まずは、この機会に信頼できる専門機関と相談しながら、貴社としての方針を考えてみてはいかがでしょうか。

発行:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
編集:アイエムエフ株式会社
   東京都渋谷区代々木三丁目24-4 あいおいニッセイ同和損保新宿別館ビル7F

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