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11-03 平成22年度は、精神障害などの労災請求件数が2年連続で過去最高

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平成22年度 精神障害等事案の労災請求、認定に関する主な状況
  1. 労災補償の「請求件数」は1,181件(同45件の増)となり、2年連続で過去最高となる。
  2. 労災補償の「支給決定件数」は308件(同74件の増)で、過去最高となる。
  3. 業種別(大分類)では、請求件数、支給決定件数ともに、「製造業」、「卸売・小売業」、「医療、福祉」の順に多い。さらに、中分類で見ると請求件数は「社会保険・社会福祉・介護事業」、支給決定件数は「社会保険・社会福祉・介護事業」および「医療業」が最多となり、2年連続で請求件数トップとなる。
  4. 職種別(大分類)では、請求件数は「事務従事者」、「専門的・技術的職業従事者」、「販売従事者」の順で多く、支給決定件数は「専門的・技術的職業従事者」、「事務従事者」、「販売従事者」の順に多い。さらに、中分類で見ると請求件数、支給決定件数ともに「一般事務従事者」が最多となる。
  5. 年齢別では、請求件数、支給決定件数ともに「30~39歳」、「40~49歳」、「20~29歳」の順に多い。
精神障害等の労災請求・支給決定件数

精神障害等の労災請求・支給決定件数
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厚生労働省「平成22年度における脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況について」より

昨年度の精神障害による労災申請件数が発表され、今回も働き盛りの年齢層の深刻な課題であることが指摘されています。
支給決定の背景にある最も多い理由は「仕事内容・仕事量の大きな変化を生じさせる出来事があった」でしたが、注目すべきは「ひどい嫌がらせ、いじめ、または暴行を受けた」、「上司とのトラブル」、「セクハラを受けた」などの職場内の対人関係のトラブルが昨年度から急増していることです。

職場での人間関係のトラブルを認識していながら組織や上司が放置したケースも多く、このようなケースでは労災の問題に止まらず訴訟に発展する可能性が高いので特に注意が必要です。
労災申請件数は氷山の一角に過ぎず、実際には同様のトラブルを抱えている職場は多く存在します。企業としては発生後の心配をするより職場環境を振り返る機会を作ることが大切です。
定期的に把握をしておくことで確実な予防策の実施が容易にできるからです。そのためにも専門機関による定期的なメンタルヘルス調査の導入をお勧めします。

発行:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
編集:アイエムエフ株式会社
東京都渋谷区代々木三丁目24-4あいおいニッセイ同和損保新宿別館ビル7F

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