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2016年10月号 食を通して環境問題を考えよう

食を通して環境問題を考えよう

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 日本の食生活は豊かになり、私たちは一年中、野菜や果物、肉、乳製品、パンなどの食品を口にすることができます。食生活の欧米化や気候の影響などもあり、外国からの輸入は増え、日本にはない食材や外国の料理を食べることも日常的になりました。
 日本の食料自給率はカロリーベースで39%※と低く、小麦やとうもろこし、大豆などの原材料の多くを輸入に頼っています。
 ※農林水産省「平成27年度食料自給率」より

フード・マイレージで環境負荷を考える

 フード・マイレージという言葉をご存知でしょうか?
 フード・マイレージは、「食料の輸送量(kg)×輸送距離(km)」で表される指標です。食料の輸送には多くのエネルギーを消費します。世界中から船舶や飛行機などを使って輸送された食料は、国内に到着すると鉄道や長距離トラックなどで工場や店舗に運送されます。輸送には石油などのエネルギーが消費され、大量の二酸化炭素(CO2)が排出されます。フード・マイレージが大きいほど、環境に負荷を与えていると考えます。
 フード・マイレージは、1994年にイギリスの消費者運動家のティム・ラング (Tim Lang) が提唱した「フード・マイルズ (Food Miles)」に基づいています。食料の生産地から消費地までの距離が短い食料を食べた方が、輸送に伴う二酸化炭素(CO2)などの排出量が少なくなり、環境負荷が少なくなるだろうというものです。

地産地消で土地の食材を味わおう

 日本では古くから「地産地消」が受け継がれています。その土地で生産された食材をその土地で積極的に消費するというものです。地産地消には、農畜産物やその土地ならではの伝統食を食べるほか、栄養価の高い旬の食材を食べるという意味も含まれています。フード・マイレージも、食の安全性や環境負荷を考える上で、地産地消と共通するものがあります。
 地産地消は、生産者の顔が見えるので安心であり、消費者は、栄養価が高く新鮮な旬の食材を手に入れることができます。市場に出ない規格外の食材も安く購入できますし、生産者は規格外の食材も消費されるのでロスが減ります。食料自給率が向上するといったメリットもあります。
 食を通して生産者に感謝し、生産過程や環境問題を考えることも大切なことではないでしょうか。

※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。
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