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2015年10月号 オゾン層保護の取り組みと現状について

オゾン層保護の取り組みと現状について

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 私たちの住む美しい地球は、成層圏にあるオゾン層によって太陽光に含まれる有害な紫外線から守られています。オゾン層はフロンなどの化学物質の影響により、1980年代から1990年代半ばにかけて大幅に減少しました。オゾン層を保護するために世界中でさまざまな取り組みがおこなわれています。

世界におけるオゾン層保護の取り組み

 1985年にオゾン層の保護を目的とする国際的な取り組みとして「オゾン層の保護のためのウィーン条約」が合意されました。この条約に基づき、1987年には「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択され、オゾン層破壊物質の規制などが定められました。日本では、これらの採択をうけ、1988年に「オゾン層保護法(特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律)」を制定し、オゾン層破壊物質の生産や輸出入の規制等を規定しました。さらに、「フロン排出抑制法(フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律)」「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」「自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)」を定め、フロン類の漏洩防止対策の義務付けやフロン類の適正な回収・廃棄、家庭用の冷蔵・冷凍庫、エアコン、洗濯乾燥機などの廃棄、自動車の廃棄について適切な処理をおこなうよう義務づけています。

オゾン層の現状について

 こうした取り組みにより、1990年代後半以降の世界のオゾン全量は変動はあるものの減少が緩やかになり、わずかな増加傾向がみられました。日本上空のオゾン全量も、1990年代以降は緩やかな増加傾向がみられます。しかし、全体としてのオゾン量は現在も少ないままです。
 大気中のオゾン濃度が極端に減少し、穴が空いたように見える現象をオゾンホールと呼び、毎年8月~12月頃に南極域上空でオゾンホールが確認されています。南極オゾンホールは2014年10月1日に最大面積2,340万平方キロメートルに達しました。これは、2004年から2013年までの過去10年の平均とほぼ同程度で、南極大陸の約1.7倍の大きさになります。北極域上空でもオゾンの減少が確認されています。南極オゾンホールほど大規模ではないものの、2011年には過去最大規模のオゾン層破壊が確認されており、オゾン層破壊問題は深刻な状況であることがうかがえます。
(参考:環境省「平成26年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書について」)

 最後までお読みくださりありがとうございます。オゾン層を守ることは、地球温暖化の防止にもつながります。日々の生活のなかで私たちにできることから取り組み、美しい地球を守り続けましょう。

※本ニュースを無断で複製または転載することを禁じます。
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