ecoフレンズニュース - バックナンバー

2014年4月号 ゴミかどうかは何で決まる?

ゴミかどうかは何で決まる?

オリジナルファイルのダウンロード(PDF)

イメージ 前回、ゴミを出す側にも責任がある、いわゆる排出者責任について書かせていただきましたが、ではそもそもゴミかどうかはどうやって判断されるのでしょうか?
自分がゴミだと思っても、世間一般でゴミと判断されるとは限りません。
たとえば、引越しのタイミングでいらなくなった家電製品や家具もリサイクルできたり、場合によっては買い取ってもらうことも可能です。このように価値があるものであればゴミではなく、有価物として扱われます。
実はゴミと判断されるか、有価物として判断されるかは非常に重要です。なぜならゴミであれば廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法とも言われます)が適用されますが、そうなるとゴミを出す側にも排出者責任がかかりますし、違反した際には罰則の適用もあるわけです。

廃棄物と有価物、どうやって判断されるの?

この点、裁判所では総合判断説という立場をとっています。ゴミかどうかは本人の意識だけでなく、社会一般の考えや取引価値の有無などをまとめて判断しますというものです。社会通念上では廃棄物に該当することもあれば、逆もありえるという事です。
家庭やオフィスからゴミを出す際に、それが廃棄物に該当する場合にはそれぞれ一般廃棄物収集運搬業や産業廃棄物収集運搬業の許可を持った業者に委託しなければなりません。その際に廃棄物かどうかを判断するのがこの総合判断説であり、廃棄物でない、つまり価値のある有価物であればこの義務は発生しませんし、それによる責任も生じません。

取扱いにはそれぞれ異なる許可が必要となります

ちなみに価値のあるものを処分する際の方法として買取りがあります。本や家電など今では簡単にインターネット上でも売ることができますね。このように一度でも誰かの手に渡ったものを、転売目的で仕入れるためには古物商という許可が必要になります。
ですので、たとえば引越しなどで出た不用品を業者さんに持っていってもらうときに、廃棄物であれば一般廃棄物の許可、買取であれば古物商の許可を持っていない業者は違法な業者となりますので注意が必要になります。
廃棄物であれ、有価物であれ、自分が出したものについては適正な処分が求められます。

ご注意ください! 問われる廃棄物の排出者責任

例年、この時期になると個人宅でも企業でも引越しが増えてきます。ゴミが出れば業者さんに処分場へ運んでもらうと思いますが、今日はそんなゴミを持っていってもらうときの注意についてです。
たとえばオフィスを引っ越す際、不要になった机や棚、椅子などは、事業系一般廃棄物と産業廃棄物に分かれるわけですが、これらを運ぶためには、それぞれ一般廃棄物収集運搬業、産業廃棄物収集運搬業という許可を持っていることが必要です。この場合、業者の方に処理を委託すると思いますが、もし、委託した廃棄物が不法投棄や不法輸出などの不適正な処理がなされていることがわかったら、責任は処理業者だけでなく、廃棄物を排出した排出事業者にもかかってきます。処分費用のほか、膨大な出費の元で原状回復費用も出さねばならない可能性があるのが排出者責任なのです。いうまでもなく、廃棄物が適正に処理されるように、排出者も責任を持って業者に委託しなければならないという趣旨です。この排出者責任は法令の改正を重ね、近年さらに強化されていっています。廃棄物を減らすのも排出者責任の大きな役割ですが、処理を委託する際にも廃棄物の適正処理のためにしっかりとした対応をしていくこと、それがとても大事なのです。

皆様の廃棄物の委託先は大丈夫ですか?

TOPページへ戻る

おすすめコンテンツ

  • 地域AD倶楽部
  • ベルマーク運動
  • 運送ラボ
  • 建設ラボ
  • フード&アグリラボ
  • ケア・フレンズ
  • ベストケアサポーターのご紹介
  • eco now
  • インターリスク総研